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自動車用内燃機関技術研究組合
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自動車用内燃機関共同研究組合(AICE)は、2014年4月に、‘日本の自動車産業の発展’、‘将来の人材育成’の二つの理念を掲げ設立され、国内自動車メーカー9社および研究機関2団体の運営により、活動を進めてきました。AICEの活動は、各社共通の基礎・応用課題を、大学および研究機関に研究委託し、その成果を自社製品の開発活用することを基本としてきました。また、本組合の活動を通じて、産学のネットワーク構築、産学の若手研究者の育成を目指してきました。そして、この5年間の活動を通して、AICEが目指していた、産業界のニーズや課題を、官の支援を受けて、大学に委託する研究が実現できる礎ができ、産学連携によるオープンイノベーション活動の一つとして広く認知されつつあります。そして、AICEの趣旨にご賛同頂いた約80社の皆様に賛助会員としてご参加頂けるようになりました。
2014年度~2016年度は、エネルギー使用合理化先進的技術開発費補助金(クリーンディーゼルエンジン技術の高度化に関する研究開発)経済産業省の補助事業に採択され、主にディーゼルエンジンの廃棄後処理研究を行って参りました。
2014年度~2018年度は、科学技術振興機構(JST)と連携協定を締結し、SIP「革新的燃焼技術」の目標「熱効率50%」達成に向けて協力しています。
一方で、自動車業界を取り巻く環境は、今まで以上に技術革新が求められ、グローバルで電動化の動きがますます加速されつつあります。ただし、国際エネルギー機関(IEA)によれば、2040年から2050年時点においても、内燃機関とモーターによるハイブリッド車及び内燃機関の車両を合わせて7~8割程度を占めると予想されております。そのため、電動化技術と並んで内燃機関に関する技術革新の要求は、引き続き自動車分野における重要課題の一つと位置付けられています。そして、このような技術革新時代をリードする、人材の育成の重要性も急務となっています。2018年7月24日発表された、経産省の‘自動車新時代戦略会議’の構想は、まさにこのような状況を背景に発表された将来の日本の自動車産業の発展のための施策であり、我々AICEとしても、その活動に貢献したいと考えております。
(経済産業省 第2回 自動車新時代戦略会議 資料1 事務局提出資料 PDFファイル)
発足から5年目という節目を迎え、この産学官連携による研究活動の成果を、日本の産業界全体に享受して頂くため、2019年度から、関連企業の皆様にも広く研究活動にご参加頂けるよう、共同研究体制を拡大することに致しました。
研究開始時期 | 2019年4月1日~ |
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研究テーマ | 5領域(燃焼、フリクション・信頼性・NVH、熱マネジメント、後処理、CAE・MBD)から20テーマ |
研究テーマの詳細 | 組合員企業、賛助会員、共同研究申込後に審査を通過した企業のメンバーにより構成する、ディスカッショングループ(DG)活動にて研究テーマの詳細検討を行います。 詳細はこちらをご参照ください。 |
※研究テーマの詳細をお知りになりたい方は、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。
申込受付期間 | 随時 (2019年4月1日から研究参加ご希望の場合は、2019年1月31日までにお申込みください) |
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申込方法 | 共同研究規程を参照の上、必要書類をAICEまで送付してください |
参加資格 | 日本国内に製造または研究開発拠点を有し、自動車または自動車に関連する部品・材料・サービス等の提供を行う法人 |
共同研究費 | 売上高に応じた傾斜設定です。具体的な金額はAICEにご相談ください。 |
2018年10月26日に、秋葉原ベルサールにて、AICE が行う共同研究に関する説明会を行いました。共同研究に関してご検討の際には、下記の説明資料をご活用ください。